トレードの合間に聴いた落語を一日一席ずつ紹介していきます。

柳家さん喬  たちきり


たちきり(たちきり)

●若だんなが芸者小糸と恋仲になり、家に戻らないのでお決まりの勘当となるが、番頭の取り成しで百日の間、蔵に閉じ込められる。その間に小糸の心底を見たうえで、二人をいっしょにさせようと番頭がはかるが、蔵の中から出した若だんなの恋文への返事が、ある日ぷっつり途絶える。

若だんなは蔵から出たあと、このことを知り、しょせんは売り物買い物の芸妓と、その不実をなじりながらも、気になって置屋を訪れると、事情を知らない小糸は捨てられたと思い込み、焦がれ死にに死んだという。後悔した若だんなが仏壇に手を合わせていると、どこからか地唄の「ゆき」が聞こえてくる。

…ほんに、昔の、昔のことよ……

これは小糸の霊が弾いているのだと若だんなが涙にくれると、ふいに三味線の音がとぎれ、

「それもそのはず、線香が立ち切れた」

(http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2009/04/post-1459.htmlより転載)

 

さて、さん喬。

最初に、線香システムの解説が入る。当然である。これがないと最後のオチがわからない。

…そして、本編。

…若旦那は茶屋に向かい、女将との長いやりとりとなる。

ひたすらシリアスで泣かせの場面である。

さん喬はここを徹底的にやる。

しんみりさせておいて、最後に「線香が立ち切れました」と終わるのはどうか?

違和感があるという志らくの意見はもっともだ。

しかし、「悲しい気分にさせておいても、最後は落語であることをわからせる」という噺も有るということ。

さん喬の笑いを排したやり方で、ひと味違うこの噺の本質がわかったように思う。

(http://kamigatarakugo-and-art.at.webry.info/200610/article_23.htmlより転載)

 

今日は柳家さん喬師の「たちきり」です。

元は有名な上方落語ですね。

余りにも悲しい噺ですが、よく考えるとこんな噺、落語国以外ではありえないですねw

何か最後のオチの為に噺を作った様な感じですね。最も落語は皆そうですが・・・・

兎に角、しっとりとした感じが、さん喬師には合っていると思います。

この噺と「菊江の仏壇」ってなんか同じ感じがしますね。私だけでしょうけど。

(http://blog.livedoor.jp/isogaihajime/archives/1192741.htmlより転載)

 

芸歴45年を迎えた柳家さん喬(きょう)の独演会「さん喬十八番集成」。隔月で10夜にわたり語る企画の第1夜、1席目の「たちきり」は、一語一語に登場人物のあふれる心情を丁寧に乗せ、濃厚な人間ドラマへと昇華させた。

 柳橋の芸者小糸と思い合う若旦那は、遊びが過ぎて100日の蔵住まいの身に。蔵住まいを終えた若旦那が小糸の元へ急ぐと、小糸の母は白木の位牌(いはい)を差し出す。

 上方落語屈指の大ネタ。さん喬のさえた語り口は、若旦那と小糸の悲恋を縦糸に、若い2人にそれぞれの形で愛情を注ぐ大人2人の情感をより太い横糸として絡ませ、独自の世界を紡ぐ。番頭は、奉公人としての忠義と、幼いころから若旦那を見守ってきたであろう慈愛が深くにじみ出る。若旦那の蔵住まいを知らず、毎日手紙を書き続けた娘小糸の思いを語る母の述懐の長ぜりふ。粒立つ言葉は心を深くえぐり、下座の三味線が奏でる「黒髪」、そしてサゲへと気持ちを途切れさせない。

(http://mainichi.jp/enta/news/20121108dde012200043000c.htmlより転載)

 


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