トレードの合間に聴いた落語を一日一席ずつ紹介していきます。

桂文楽 (八代目) 厩火事


厩火事(うまやかじ)

●髪結いで生計を立てているお崎の亭主は文字通り「髪結いの亭主」で、怠け者。

昼間から遊び酒ばかり呑んでいる年下の亭主とは口喧嘩が絶えません。

しかし本当に愛想が尽き果てたわけではなく、亭主の心持ちが分からないと仲人のところに相談にやって来ます。。

話を聞いた仲人は、孔子が弟子の不手際で秘蔵の白馬を火災で失ったが、そのことを咎めず弟子たちの体を心配し弟子たちの信奉を得たと話と、瀬戸物を大事にするあまり家庭が壊れた麹町の猿(武家)の話しをします。

そして目の前で夫の大事な瀬戸物を割り、どのように言うかで身の振り方を考えたらどうかとアドバイスをします。

帰った彼女は早速実施、結果夫は彼女の方を心配します。

感動したお崎が「そんなにあたしのことが大事かい?」と質問すると、

「当たり前だ、お前が怪我したら明日から遊んで酒が呑めねえ」

 

文楽師匠の演出を「ちょっと説教クサイ」と言う評論家のかたもいますが、

仲人は本気で心配しているので、あれぐらいで良いと私は思います。

気をつけなくてはならないのは、亭主が体を心配するシーンで、お涙ちょうだいのあざとい演出にしている噺家さんがいる事ですね。

ここをクサクすると、サゲのからっとした笑いが消えると私は思うのですが・・・如何でしょう?

(http://blog.livedoor.jp/isogaihajime/archives/1473847.html より転載)

 


 

 

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