トレードの合間に聴いた落語を一日一席ずつ紹介していきます。

立川志の輔  徂徠豆腐


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※「徂徠豆腐」は収録されていません。
徂徠豆腐(そらいどうふ)
●徂徠が貧しい学者時代に空腹の為に金を持たずに豆腐を注文し店先で食べてしまう。豆腐屋は、それを許してくれたばかりか、貧しい中で徂徠に支援してくれた。その豆腐屋が、浪士討ち入りの翌日の大火で焼けだされたことを知り、金と新しい店を豆腐屋に贈る。ところが、義士に切腹をさせた徂徠からの施しは江戸っ子として受けられないと豆腐屋はつっぱねた。それに対して徂徠は、「豆腐屋殿は貧しくて豆腐をタダ食いした自分の行為を『出世払い』にして、盗人となることから自分を救ってくれた。法を曲げずに情けをかけてくれたから、今の自分がある。自分も学者として法を曲げずに浪士に最大の情けをかけた、それは豆腐屋殿と同じ。」と法の道理を説いた。さらに、「武士たる者が美しく咲いた以上は、見事に散らせるのも情けのうち。武士の大刀は敵の為に、小刀は自らのためにある。」と武士の道徳について語った。これに豆腐屋も納得して贈り物を受け取るという筋。浪士の切腹と徂徠からの贈り物をかけて「先生はあっしのために自腹をきって下さった」と豆腐屋の言葉がオチになる。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%BB%E7%94%9F%E5%BE%82%E5%BE%A0#.E5.BE.82.E5.BE.A0.E8.B1.86.E8.85.90より転載)

フェスティバルホールで演じられた志の輔師匠の徂徠豆腐では、途中まではそれほど一般的なそれと、大差ないように思っているんですが、最後の場面。
豆腐屋が荻生徂徠のお屋敷を訪れ、豆腐屋のお店を作ってくれた感謝を述べに行く場面がある。これは志の輔師匠のアレンジなのではと推察。そして、さらにそこで荻生徂徠から豆腐屋への親類になってくれというお願いをする。最後、豆腐屋がお店はお礼として恐縮で受け取れないと言うも、荻生徂徠が「あのお店はおからみたいなもんです」と言って終わる。
なぜこれが落ちになるかというと、最初豆腐屋が貧乏学者(荻生徂徠)におにぎりをおからと思って食べなさいよと食べ物を恵むシーンが序盤にあるから。
一方、一般的な徂徠豆腐は「先生はあっしのために自腹をきって下さった」と豆腐屋が言って落ちになる。これがなぜ落ちになるかは、赤穂浪士の討ち入りがキッカケで貧乏学者の荻生徂徠が世間に名を馳せる有名学者になったからで、詳しくは話の筋で確認して下さい。
志の輔徂徠「あのお店はおからみたいなもんです」
一般的なもの「先生はあっしのために自腹をきって下さった」
この差から生まれるもの。
心がほっと暖まるのが、志の輔師匠の落ち。
(http://keiko-gyugo.com/2013/05/–14.htmlより転載)

古典落語「徂徠豆腐」は、世のため人のためにと学問をしている貧乏学者先生と、そんな彼のために朝昼晩とおから(雪花菜) を届ける豆腐屋さんとの心温まる交流を描いたものですが、志の輔師匠はこの人情噺を会場の笑いが絶えない愉快な噺に作り変えています。
…昨夜の独演会では、会場は爆笑につぐ爆笑で、特に古典落語の「徂徠豆腐」を話した最後に、登場人物の学者先生のことを紹介して、彼が忠臣蔵でお馴染みの赤穂四十七士の吉良邸討ち入り後の処分を徳川政権に「切腹とすべし」と提案した荻生徂徠であるとし、なぜ彼が歴史上の有名人物となったか「ガッテンしていただけたでしょうか」と結んで会場にはひときわ大きな爆笑が起こりました。
(http://plaza.rakuten.co.jp/yamamomo02/diary/201106180000/より転載)

…「徂徠豆腐」を聞いたのははじめてでした。志の輔の噺は、自分が知っている「徂徠豆腐」と話がだいぶ異なっていました。こちらの噺は面白かったです。赤穂浪士の討ち入りの下りをカットしていて、豆腐屋と徂徠の関係に焦点が絞られていました。終盤は独り身の徂徠と豆腐屋が親戚になるという予想外の展開で、何だか鶴田浩二が出てくる東映の任侠映画のようで、新鮮でした。
(http://wayne80.way-nifty.com/blog/2009/07/post-fdd9.htmlより転載)

落語の舞台を歩く

落語の町を歩いてみれば

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