トレードの合間に聴いた落語を一日一席ずつ紹介していきます。

柳家喬太郎  錦の袈裟


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※「錦の袈裟」は収録されていません。
錦の袈裟 (にしきのけさ)
●職人が六人で女郎買いに出掛けることになり、派手に振る舞って人気を集めようと、錦の褌で相撲甚句を踊ることにした。用意した錦の生地は五枚しかない。与太郎は自分で調達することになり女房に相談すると、坊主の錦の袈裟を借りてくれば、褌に加工してやると指示を受け、狐憑きのお祓いのためと偽って錦の袈裟を借りてきた。褌を締めてみたが、象牙の袈裟輪が前にぶら下がり邪魔になるが取る訳にも行かず、そのまま遊びに出掛ける。
廓の主が、揃いで錦の下帯を締めるとは、きっと華族に違いない、中でも白い輪を付けたのが殿様だろうと触れ込む。
一夜明けて、仲間の誰も花魁に相手にされず独り寝で過ごしたとぼやきながら、さっさと帰ろうと与太郎を探す。与太郎は殿様と間違えられて大モテ。布団から出ようにも、抱き付いて放してくれない。
「主ばかりは今朝(けさ)帰さない」
「袈裟(けさ)返さないとお寺で怒られる」
(http://mengjian.blog104.fc2.com/blog-entry-46.html より転載)

トリはもちろん喬太郎で、彼の「錦の袈裟」を聴くのはたぶん初めて。前半は、漫画家蛭子能収を思わせる与太郎の存在感で引っ張る。一同揃って錦のふんどしを締めて廓に行こうと決めた町の若い衆。しかし、与太郎の分だけ錦が足りない。「お前も吉原に行きたいか」と聞かれ、「ウーン、ことのほか行きた~い」と答える与太郎だが、なにせおかみさんが怖くて仕方がない。家に帰っておそるおそる吉原行きを打診すると、「止めたら、また町内で『あのかみさんは』って噂されるんだろ」と許可が出て、あまつさえお寺の袈裟を借りて来い、と知恵までつけてくれるのは、ご案内の通り。
そこで、後半のハイライトは、袈裟をふんどしにした与太郎が、お殿様の忍び遊びと勘違いされるくだりで、「あのなかに、お一人ね」で一呼吸ためて、「お殿様がいらっしゃる」と廓の女たちがもっともらしく噂したり、「輪を下げていらっしゃるでしょ。あそこに引っ掛けて用を足す」といった珍推理を広げていくのを、女たちの過剰な言葉の丁寧さを強調し、あまりにも馬鹿馬鹿しい実態とのギャップで大いに笑わせた。「普通に面白い古典落語を、普通に演じて笑わせたい」、という今シーズンの喬太郎のテーマそのままの「錦の袈裟」でした。
(http://homepage2.nifty.com/Curious-G/starthp/subpage80181.html より転載)

喬太郎『錦の袈裟』 (20:08-20:34)
平治の会の客演だから、まず間違いなく古典だろうと思っていたのでうれしい高座。町内の若い衆の威勢の良さ、そのリズムを少しずらし気味に程よく小憎らしさのある与太郎、対照的にしっかり者の与太の女房、脇を固める吉原の面々、などすべての登場人物を大いに楽しみ感心した高座。一夜明けて与太郎が起きた際の科白などに喬太郎らしいクスグリも交えながら、“錦の輪”の部分では、平治の禁酒番屋と下ネタ噺でかぶったことを自虐的にいじって笑わすなど、この人ならではの生での演出もあり、さすがだ。
(http://kogotokoubei.blog39.fc2.com/blog-date-20110418.html より転載)

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