トレードの合間に聴いた落語を一日一席ずつ紹介していきます。

柳家喬太郎  結石移動症


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※「結石移動症」は収録されていません。
結石移動症(けっせきいどうしょう)
●池袋で洋食屋を営むおやじ、ケンちゃん。近くにあるソープランド「丸海老」に出前をし、そこのソープ嬢たちは、ケンちゃんの美味しいとは言えない洋食を食べによく来る常連客。最近、ケンちゃんの体調がよくなく、渋々ながら医者へ行ってみると、結石移動症という奇病だと言われる。結石が体中のあちこちを移動するため、レントゲンにも映らず、どうすることもできない。(「そんな病気あるの?」「あるんだよ、落語だから」)ふいに痛みがさすやうに来るため、ケンちゃんは店のシャッターを閉めてしまふ。するとソープランドで働く人たちが、心配して店に見舞に来る。手みやげの、ハインツのソース缶詰合せに苦笑するケンちゃん。そんなころ、ケンちゃんの息子が婚約者を連れてやってくる。婚約者は、なんと元ソープ嬢のみどりで、ケンちゃんとも顔なじみ。けれど彼女は、自分が元ソープ嬢だということを婚約相手である息子には隠していて、ケンちゃんはそれが気に入らない。「ケンちゃんが、ソープ嬢でも胸を張って生きろって言ってくれたから、だから、こうして今があるんだよ。どうして?やっぱりソープ嬢ぢゃあ、駄目なんだ」「そうぢゃねえよ。お前、結婚すればこれからずうっと一緒にいなくちゃならねえんだぞ。ソープ嬢だったから、ぢゃねえよ。それを息子に隠してたことが、気にいらねえんだ」そんなやり取りをしていると、またケンちゃんの体に痛みが走る。その苦しむ姿を見て、みどりが、大塚にいる名医を呼ぼうと言う。「なんだ、お前。結婚したくてご機嫌とりか」「そうぢゃないよ。結婚なんて、もう、どうでもいい。ただケンちゃんに治ってほしくて、それだけ」呼ばなくていいと言うケンちゃんに構わず、みどりは、針医の堀田三郎を呼ぶ。みなでケンちゃんを押さえつけ、堀田が針を打つ。とんとんとん、と打ってゆくと、結石が体のなかを動き、尿道を伝って、ぽんと外に出る。「こんなことをしてもらったからって、べつに、結婚を許すわけぢゃねえからな」と言いつつ、みんなに食事でも、とケンちゃんは、ハインツの缶詰を温めさせる。「何人分?」「何人って、・・・ここにいる人数分だよ」そうしてこの話は、針医堀田の名が広まるに連れ、噂になり、有名になり、本になり、映画にもなったいう、「針医堀田とケンちゃんの石」という一席でした。
(http://www.geocities.jp/babyrocksinger/mec/0602/0149.htmlより転載)

「結石移動症」は、オヤジさんの体調がすぐれず、やむをえず閉店に追い込まれる定食屋さんのお話。当店の近所にもよくある話なので、少し胸が痛む面もあるのだが、喬太郎の愛ある(?)愛嬌たっぷりの語りで楽しく聞かせてもらえる。
平成16年度国立演芸場花形演芸大賞受賞作品!
(http://www.kyoto-wel.com/item/IS81212N02384.htmlより転載)

そして、喬太郎は「鍼医堀田とケンちゃんの石」改め「結石移動症」。CDにも収録されている得意ネタながら、久しぶりの口演らしく、いくつかのディティールが省略されたり、忘れられたりしていた。長男の婚約者として現れるミドリちゃんがいつもより抑えたタッチだったのが、個人的には聴きどころ。
(http://homepage2.nifty.com/Curious-G/starthp/subpage80006.htmlより転載)

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