トレードの合間に聴いた落語を一日一席ずつ紹介していきます。

柳家喬太郎  鬼背参り


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鬼背参り(おにのせまいり)
●浮気ものの若旦那、遊びが過ぎて江戸を離れていたが、このたび親元に戻って来ている。かつて出入りさせていた幇間を訪ねると、嫌み半分に若旦那の不在中に起きた怪異譚を聞かされる。それは、若旦那が棄てた女に関わるものだった……。
この若旦那の人でなしぶりが鮮やかで、それをチクチクといびりながら、かといって説教するわけでもない幇間の距離感も面白い。死んだ女がいつまでも朽ち果てず、家には常に菊の香が匂っている、という情景もきわめて印象的だ。ああ、これが、作家の夢枕獏が喬太郎に書いたという『鬼背参り』か、と思い当たった。非常によく出来た噺だと思う。ことに前半、いかにも喬太郎的な酷い噺で、喬太郎という演者を深く理解している。たとえば、酷い若旦那に一心に尽くす女。しかし、その貞淑さが同時に息苦しさに通じ、若旦那を追い込んでもいく。まるで「猪怪談」や「棄て犬」のような世界ではないか。
 後半、いよいよ鬼が登場し、最後には若旦那の改心と大団円も用意されているという、エンターテイメントとしては隙のない出来。ただ、あえて言うなら、ラストには少し不満もある。喬太郎作ならばもっとシビアに結んたのではないか、と思うのだ。私はずっと若旦那が改心しないといいんだけどな、と思いながら観ていた。それが償いというもんじゃないのか。つくづく男はいい気なもんで、女は救われない話だな、というのが私の感想である。
(http://homepage2.nifty.com/Curious-G/starthp/subpage80213.htmlより転載)

鬼背参りは怪談でありながら、強烈なラブストーリーである。
喬太郎さんのリアルな描写で恐怖感もありつつ、その背景にある凄まじいラブストーリーにぐいっと引き込まれます。
万人向けではないかもしれませんが、喬太郎さんのアナザーサイドを知りたい方には是非おすすめしたい1枚です。
(Amazonカスタマーレビューより転載)

久しぶりに落語で、不覚にも泣いた。
 いかにも怪談のように進行する噺。夢枕獏原作というだけあって、陳腐な怪談だと思っていると、実はこれは恋愛譚である。しかもこれは多分、喬太郎にしか出来ない噺だ。年寄りには出来ないし、これをやれるような若手は、そうは居まい。
 イメージとしては「立ち切れ線香」に、現代的な恋愛のクリシェを混ぜたような話だが、やはりこういう話には泣いてしまう。
 私が泣く落語と言えば、まあ「子別れ」ね、あとは米朝師匠の「一文笛」、それに匹敵する「泣きパワー」がある噺だった。
(http://metalsty.seesaa.net/article/111714655.htmlより転載)

締めはSWA 獏噺の会でお披露目したことのある「鬼背参り」。
前回よりも更に練れて、凄みが増していましたよ!>むさしさん(私信)
この噺は「カマ手本忠臣蔵」と双璧を成すくらい、大大大好きな噺。
妾と共に上方に逃げた若旦那が数年後に江戸に戻ってみると、かつての女房は不運の末に亡くなり鬼になり果てたことを知らされます。
一晩中一言も発しないで鬼の背中に負ぶさり朝陽を浴びれば鬼は灰になると陰陽師に言われた通り、何とか成仏してもらおうと、若旦那は鬼となった女房の背中に負ぶさるのですが…。
途中までは怪談なのに最後はとっても感動する人情噺で、やっぱり鳥肌モンでしたよ…!
会場中がシーンとしてキョンキョンの噺に聴き入っていました。
(http://blog.livedoor.jp/akichan10314002/archives/50766814.htmlより転載)

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