トレードの合間に聴いた落語を一日一席ずつ紹介していきます。

柳家小さん(五代目)  強情灸


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強情灸(ごうじょうきゅう)
●ある男が友達に、灸をすえに行った時の自慢話をしている。大勢の先客が、さぞ熱いだろうと尻込みする中で、自分の番がきたので、すーッと入っていくと、
「この人ァ、我慢できますかな」「まあ、無理でしょう」と、ひそひそ話。
癪(しゃく)にさわった強情者、たかが灸じゃねえか、ベラボウめ、背中で焚き火をするわけじゃああるめえと、先生が止めるも聞かばこそ、一つでも熱くて飛び上がるものを、両側で三十二もいっぺんに火をつけさせて、びくともしなかったと得意顔。
それだけならいいが、順番を譲ってくれたちょっといい女がニッコリ笑って、心で「まあ……この人はなんて男らしい……こんな人をわが夫に」なんて思っているに違いないなどと、自慢話が色気づいてくるものだから、聞いている方はさあ面目ない。
「やい、豆粒みてえな灸をすえやがって、熱いの熱くねえのって、笑わせるんじゃねえや。てめえ一人が灸をすえるんじゃねえ。オレの灸のすえ方をよっく見ろっ」
よせばいいのに、左腕にモグサをてんこ盛り。まるでソフトクリームのよう。
「なんでえ、こんな灸なんぞ……石川五右衛門てえ人は、油の煮えたぎってる釜ん中へ飛び込んで、辞世を詠んでらあ。八百屋お七ィ見ろい。火あぶりだ。なんだってんだ……これっぽっちの灸……トホホホホ、八百屋お七……火あぶりィ……石川五右衛門……お七……五右衛門……お七……五右衛門……」
「石川五右衛門がどうした」
「ウーン、五右衛門も、熱かったろう」
(http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2005/08/post_4bf7.html より転載)

小さんのマクラでは;額の上に黒いアザがあるので聞いてみると、「次回からは背中にスエたお灸の上にスエなさい。」とアドバイスを受けたので、「上に上にとあがってきたら頭の上を通り越して額まで下がってきた。明日は目の上にするのかと思っていた。」という。「それは最初にした灸痕の上に重ねてしろと言うことだ」。
頭の上を通る時は熱かったでしょうね。
(http://ginjo.fc2web.com/157goujoukyu/goujoukyu.htm より転載)

柳家花緑
 「親子三代落語会」は僕が9歳で落語デビューをしてから全国いろいろなところで演(や)らせていただきました。でも楽屋でこんなふうに3人で撮った写真は、ほかにありません。演目は花緑「明烏」、三語楼「味噌蔵」、小さん「強情灸」でした。そして何とこの落語会が五代目柳家小さん生前最後の高座になったのです。
 この日以降、亡くなるまでの3カ月半、五代目小さんは体調が崩れ、高座に上がれませんでした。それでも寝たきりということではなく、好きな物も何でも食べられました。淡々と、そして寡黙に人生の最期を迎えました。
(http://www.sankeibiz.jp/express/news/140503/exf14050316150007-n1.htm より転載)

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