トレードの合間に聴いた落語を一日一席ずつ紹介していきます。

立川志の輔  唐茄子屋政談


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※「唐茄子屋政談」は収録されていません。
唐茄子屋政談(とうなすやせいだん)
●遊びすぎて、”お天道様と釜の飯は付いてくる”と自ら勘当された若旦那”徳”は最初の内は良かったが、その内誰にも相手にされなくなった。雨も上がって吾妻橋までさしかかり欄干から飛び込もうとするところを、たまたま叔父さんに助けられた。何でもするからと、達磨横丁の叔父さんの家に連れられていった。おばさんに挨拶して食事もすむと疲れがどっと出て、死ぬ様に眠った。
翌朝、叔父さんに起こされ、今日から「唐茄子」を売り歩けという。みっともないから・・と言うと、さとされ天秤を担いでヨロヨロしながら長屋を出ていった。アミダになった笠も直せず、天秤にしがみついて歩いていたが、吾妻橋を渡って田原町に来た時にはたまらず、荷を投げ出して倒れてしまった。親切な住民が手分けして買ってくれた。残った二つを担いで歩き始めたが売り声も出ない。吉原脇の田んぼの中で売り声の練習をしながら、道楽三昧の日々を思い出していた。
声も出る様になって、誓願寺店に入って来ると、質素だが品のいい奥さんに声を掛けられ、売り切った。弁当を使わしてくれと頼んで食べ始めると五つ位の男の子が「おまんまだ!」と言って離れない。事情を聞くと亭主の送金が無く買う事も出来ずに、困っていると言う。ひもじいのはよく分かると、子供に弁当をやって、売り上げを全部渡して振り切る様にして戻ってきた。
完売した事に叔父さんも喜んでくれた。食事の出る間、顛末を聞いていたが、売り上げを見せろと言うが無い。誓願寺店で親子に弁当とお金を全部上げたというと本当ならイイが、これから行こうと提灯を持って立ち上がった。
誓願寺店に着いてみると、長屋では大騒動。話を聞いてみると、あげたお金を因業大家が全部、店賃として取り上げてしまったので、奥さんが悲観して首をくくってしまった。徳は感極まって大家の家に怒鳴り込んで、やかん頭にやかんで殴りつけ、溜飲を下げた。奥さんは医者に診てもらい、寿命が会ったと見えて助かり、叔父さんが親子を引き取り暮らした。収まらないのは徳さんで、自分が行かなければ奥さんは助からなかっただろう。この事を奉行に願って出た。裁きの結果、大家はきついおとがめ、徳さんは人助けをしたとして、青差し十貫目の褒美をもらい、勘当が許されたという。”情けは人の為ならず”唐茄子屋政談の一席でした。
(http://ginjo.fc2web.com/50tounasuya_seidan/tounasuya.htm より転載)

4.唐茄子屋政談/志の輔
久しぶりに聴きました『唐茄子屋政談』
談志師匠は、志ん朝師匠と比べられるのが厭だったんでしょうね、『唐茄子屋政談』ではなく、『人情八百屋』を、好んでやりました。談春もそうですね、『人情八百屋』をやります。で、志らくは両方『唐茄子屋政談』も『人情八百屋』もやります。
さて、志の輔。(下)はやらず(上)だけです。勿論、(上)だけで1時間の志の輔らくごです、(下)も本息でやられたら…(下)の部分は、簡単に解説して、志の輔のはハッピーエンドです。因業な大家にタナ賃の代わりに、若旦那から恵みを受けた母親は死にません。また、売り声を稽古しに吉原土手で若旦那が練習して、吉原と花魁を回想する場面、ここも志ん朝みたいではありません。つまり、志ん生→志ん朝の古今亭の様式の『唐茄子屋政談』とは別物です。
かといって、談志イズムかというと、それも違いますね 良くも悪くも、志の輔独自の『唐茄子屋政談』です。私は、否定はしませんが、お気に入りではありません。
「これも、ありかな?」って感じですね。
(http://blogs.yahoo.co.jp/mars2007_mm/16405631.htmlより転載)

2007-07-21 志の輔らくご 21世紀は21日
19:00~21:24@新宿明治安田生命ホール
「唐茄子屋政談」は、落語に出てくる“おじさん”というのも、英語のアンクルとは違う、日本独特の存在かもしれない…というマクラから。50分くらいだったろうか?つい一昨日、志ん輔師で古今亭の「唐茄子屋政談」を聴いたばかりだったので、これも比較して興味深かった。徳三郎が勘当される最初の場面と吉原田圃の場面はカット。徳三郎に代わって唐茄子を売ってやる男が、子沢山のおかみさんに“5個”唐茄子を売りつけちゃうとか、唐茄子なんか男の買うもんじゃないというヤツに「それじゃあ、言わせてもらうが…」と“8年前”のことを持ち出したりとか、志ん輔師より数字が大きくて、大げさで可笑しかった。そして、おじさんに一番ウエイトが置かれていたように感じた。落語研究会で聴いた時は、志ん朝の(…というか、志ん朝風というのか…)「唐茄子屋政談」てこういうものか…と、ややおベンキョーのつもりで聴いていたのだったが、志ん輔師の「唐茄子屋政談」って完成度が高いものだったのだなぁと思った。
(http://d.hatena.ne.jp/turarayuki/20070721より転載)

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