トレードの合間に聴いた落語を一日一席ずつ紹介していきます。

柳家喬太郎  思い出芝居


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※「思い出芝居」は収録されていません。
思い出芝居(おもいでしばい)
●彦いちが下手にひっこむと上手から手を振りながら登場。どうやら既に演目に入っている様子。枕どころか頭を下げることなく話へ。クリスマスにデートするカップル。ビストロでも行こうか、と男が言うといきなり切れる女、キミエ。今日は一年前のクリスマスと同じように過ごすという約束だと言う。で、去年行ったというのが情熱ホルモン。この時点でやられた。
今日のデートを最後に別れるのだという。あなたと付き合っておちたわ、おちたっていっても落ちたじゃない、堕落のダ、堕落論のダ。「あんごあんご坂口安吾」。この浪曲調の「あんごあんご坂口安吾」がいい。
男がタンを頼むと、また女が去年と違うと切れ、「焼肉のセオリーは叙々苑でやれ。ここをどこだと思ってるの?情熱ホルモンよ。焼肉界のさくら水産よ」
割り箸を割って焼こうとすると、また女が切れる。去年はきれいに割れなかったかったじゃない、「ユニコーンの一角と下北半島みたいになったじゃない」、と言われ、箸を割り続ける男。そこに店員が「お客様、割り箸は割り放題ではないんで」
今度はソーセージを食べるきに卑猥だって言ったわよね、ソーセージを二人で両端からプリッツみたいに食べたわよね、とちょっとエロな話に。プリッツ食べしている時に喬太郎師匠「さっき明るいときに開場にお子さん二人いるの見えたんだよね…親御さんか誰か、目をおおってください」
次のお店はカラオケ。カラ館でもなく、歌広でもなく、パセラ。上野広小路の隣にもあるあの店ですね。ハニートーストを去年も食べたじゃない、と注文。やおらリモコンをいじる。「これ、芸細かいところなんだよね。パセラは電話じゃなくてリモコンで注文するんだよね。言っておかないとわかんねーから」ビールで乾杯「冬だからビールがうまい」
ここからカラオケタイム。喬太郎師匠が好きだというウルトラマン。あれも違う、これも違うとエース、太郎、レオなどいろいろ歌う。女は網走番外地。最後に男の生きる道も歌っていた。歌ってばかりだけれども「巴投げ二回する人もいるからね」
隣の若者の客がうるさいと殴りこみ。AKBって何の略かわかってるの?「ありがとう、小三治、馬風よ」そこから出ました「ビールサーバー背負い一本のみ」。
店を出て去年とキスをした駐車場に行くとビルが。1階も牛丼屋、2階も牛丼屋、3階も牛丼屋、「牛丼パラダイス、あたしゃもうつゆだくだよ!」女はどうしても去年どおりに、とビルとビルの隙間を入っていく。隙間を歩いているのを表現するために手を前後に開いた変わった体勢で上下を切る。ここで女が「私たち開発したわね、新しい上下の切り方」
最後は今度いつ会える?というところから落ちへ。

なんだかストーリーをさらってしまったがそうでもしないと拾い切れないくらい笑いどころ、いいフレーズが詰まっていた。
(http://d.hatena.ne.jp/danshinonamakubi/20111209より転載)

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