カテゴリー:演 た 立川志らく
立川志らく 堀の内

堀の内(ほりのうち) ●あわて者の熊五郎は、自分のそそっかしい癖を信心で治そうというかみさんの提案で「堀の内の御祖師様」へ毎日お参りに行くことにする。しかし、そそっかしい男が行くまでの間にトラブルを引き起こさないわけもなく、自分がどこに…
詳細を見る立川志らく 大工調べ

大工調べ(だいくしらべ) ●「おう、いるか」 「あぁ、棟梁」 「なんだい、ぼんやりして。まぁ、いいや。明日から番町の方の屋敷の仕事が入ったんでな、今日のうちに道具箱を屋敷の方に持っていて、明日は手ぶらで行こうと思うんだ。与太の分も、う…
詳細を見る立川志らく 鮑のし

※「鮑のし」は収録されていません。 鮑のし(あわびのし) ● 金が無くて米が買えない男が、女房の指示で、まず五十銭を借りて来た。この金で尾頭付きを買うはずが、鮑を三個買って来た。 大家の息子の婚礼祝いに尾頭付きのお祝いを持って行けば一…
詳細を見る立川志らく 時そば

時そば(ときそば) ●江戸時代の時刻は、一時とか五時とか言わずに、四つとか六つなどと呼んでいた。 「おーい蕎麦屋、何が出来る?」「へい、出来ますものは花巻に卓袱です」「それじゃ、卓袱を熱くしてくんな」 屋台の蕎麦を食いながら、やたらに蕎麦…
詳細を見る立川志らく 野ざらし

野ざらし(のざらし) ●昨夜、八つぁんが、長屋の隣室で人の声がするから壁に穴を開けて覗いて見れば、十六八の若い娘がご隠居の足を摩っている。一体あれはどういう訳だ。見られたなら話そう。 向島の土手下で釣りをして帰ろうとすると、葦の薮から鳥が…
詳細を見る立川志らく 死神

死神(しにがみ) ●何かにつけて金に縁が無く、子供に名前をつける費用すら事欠いている主人公がふと「俺についてるのは貧乏神じゃなくて死神だ」と言うと、何と本物の死神が現れてしまう。仰天する男に死神は「お前に死神の姿が見えるようになる呪いをか…
詳細を見る立川志らく 火焔太鼓

火焔太鼓(かえんだいこ) ●道具屋の主人は商売下手。「この箪笥はいい箪笥だね」というお客に「いい箪笥です。もう6年もうちにあるんです」と売れていないことを暴露しちゃったり、そうかと思うと自分で使っている火鉢を売ってしまって、寒くて売った先…
詳細を見る立川志らく 粗忽長屋

粗忽長屋(そこつながや) ●朝から夫婦喧嘩しやがって。おらぁ独り者だ。だって、このかかぁ出てけって言ったろ。 赤犬が入って来たから、このあかぁ出てけって言ったんだ。そんな犬はぶっ殺して熊の胆を取るんだ。犬から熊の胆が取れるか、ありゃあ鹿だ…
詳細を見る立川志らく 親子酒

親子酒(おやこざけ) ●酒で失敗ばかりしている跡取り息子が、酒で身上を潰すことを心配した親父が、息子に禁酒させ自分も一緒に禁酒を始めた。 ところが、何もやることがない親父の方が、五日も経つと我慢ができなくなって、息子が出かけた晩に一本だけ…
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